充電式3/8(9.5sq.)電動ラチェットレンチ
充電式(コードレス)工具の流行
自動車修理の場面では数年前から電動(充電式)インパクトレンチの普及はありました。
しかし、インパクトレンチを使うような大きなボルト(17mmや19mm以上)はそれほど多くは無く、普段の修理で1番使うサイズは10mmか12mmになることも多いのです。そのサイズですと、ラチェットレンチないしエアーラチェットレンチ(差込角3/8、9.5sq.)を使う部分が大半となります。
エアーラチェットは便利で作業も捗るのですが、欲を言うとやはりエアーホースが邪魔に感じる時はあります。
ラチェットが充電式になるのは魅力的ですが、エアーラチェットがあるのに、それなりにお値段のするであろう電動ラチェットをわざわざ買う必要があるのか悩むのです。(←お財布が)
安いものでもいいかな…とネットで電動ラチェット見てみると、なんだかどれも似たような形をしています。
手動またはエアーラチェットが使える場面で、更なる快適作業を求めるだけなのに、メーカー品にこだわる必要があったのかとも思いました。そして、怪しいほど安いものが結構あります(笑)
恐らくバッテリーの持ちと繰り返し充電に耐えられるかが問題だと思いますが、そもそもこの値段でそれを要求するのもどうかと思いました。
とりあえず試してみるしかないっ!と、ポチっとしてみました。
物が届いて、見たことない簡易包装に驚きました。
最近は厳重な包装にたくさんのゴミが出て嫌気が差していたので、清々しいくらいです(笑)
これで、中身に不具合があったらすぐにもう一つ送ってくれるパターンです(恐らく)
中身は最小限。わかる人ならわかるって感じです。
やはりアチラの海外製のようで、読めない注意書きシールが貼ってあります。
多分、油させ!的なシールでしょう。
そしてすぐ使えます。
意外に便利なのが、このインジケータランプ。結構マジメにバッテリー残量の目安になります。
色々な(格安)充電式ラチェットのスペックを調べてみましたが、使用時間は30分から1時間程度の物がほとんどなようです。バッテリーを含めた重量が軽い物は、使用時間も当然短くなります。
今回買ったこちら、値段が値段なので、15分〜30分使えればいいと思いますし、最初が満充電かわからなかったのですが、一度切れるまで使いましたが、恐らく30分程度だったと。5分、10分では切れなかったので…(笑)
買う時に説明無かったのですが、LED照明が付いています。あまり役に立っていませんが…。
他の格安メーカーはちゃんとLED照明が付いていることを明示していましたが、当商品はそんなこと一言も書いてありませんでした。
それで、尚更思いました。
どれも同じだな(笑)と。
メーカーや説明書やアフターフォローが値段の差になっているのでしょう。
それと、バッテリーも電圧を高く、容量を大きくすれば値段は高くなります。
しかしそれが必ずしも良いかと言うと、オーバースペックにかけるコストは無駄になることもあります。良く考えた方がいいです。僕は「大は小を兼ねる」という言葉があまり好きではありません。どちらかというと「しゃもじは耳かきにならず」という考え方がしっくりきます。
トルクは締め、緩めとも頭10ミリボルトは余裕。12ミリ辺りでちょうどいいので、鈑金修理の部品脱着に重宝しそうです。
もし充電が切れても、エアーラチェットもあるし、手動でもいいわけだし、飛び道具的な使い方ができる電動ラチェットかと思われます。替えのバッテリーの販売は無いみたいなので、バッテリー不良など起こったら丸ごと買い替えの必要があります。
エアー環境が無い人で替えバッテリーが必要な方は、アストロプロダクツ製品またはそれ以上のメーカー品で揃えるのが良さそうです。
しかし、アストロの電動ラチェットと予備バッテリーを買うよりも、当ラチェットを2個買った方が安いです…。
格安電装ラチェットのスペックを簡単に紹介
ROEAM
7000円前後。グリーンのボディが特徴的。
バッテリー 12V 2000mAh
バッテリー 10.8V 1500mAh
メーカー品の充電式ラチェットとは
以上の、内容を読んでいくとなかなか手を出しづらいのですが、ネットで買えるものをいくつか紹介します。