ダイハツタントのエンジンのかかりがちょっと悪いという
平成25年式LA600Sのタント
今のダイハツのエンジンは3気筒のタイミングチェーン式の「KFエンジン」です。
お客さんから「エンジンのかかりが悪い」ということだけを聞き車を預かりました。
現状では、エンジンは普通にかかる(ような)状態でした。
お客さんの言葉から推測する
エンジンのかかりが悪い、もしくはかからない原因で初めに思いつくのはバッテリーの劣化です。
現状でエンジンはかかる状態でしたが、少しバッテリーの充電量が甘い状態でした。
コールドクランキングアンペア(CCA)は問題無い状態でした。
バッテリー以外も関係あるかもしれないので、簡単にチェックできるところで、エンジンオイル、スパークプラグ、エアクリーナーを点検してみました。
ちょっとスパークプラグが消耗していそうな感じでしょうか…。
純正のイリジウムプラグは交換が10万キロ指定でも、軽自動車はエンジンが良く働く分早めに交換してもいいかもしれません。場合によっては5万キロで交換という話も聞きます。
今回の場合、約9万キロ走っていて、若干プラグがかぶり気味というかもっとよく燃えても良さそうな感じもしました。それはスパークプラグの先端の焼け具合を確認してもそうなのですが、エンジンをかけた時の「感じ」でもそうでした。
それとガイシ部分が茶色くなっているのは、なんだかよくわかりませんが多分良くないです(笑)
ということから、今回のエンジンのかかりの悪さをスパークプラグと断定して交換に至りました。
プラグ不良でコイルもダメに
今回のように、スパークプラグのガイシが茶色くなっているものなど、イグニッションコイル(ダイレクトイグニッション)に負担を掛けるのか、コイルがダメになるケースがよく見られます。
普通車よりも軽自動車の方がイグニッションコイルがダメになって交換することが多いような気がします。
ガイシが茶色いからコイルがダメになるのか、プラグが消耗しているからガイシが茶色くなるのか、どっちにせよプラグをきちんと点検し消耗していたら交換するのがコイルのトラブルも回避できる方法かと思われます。
イリジウムプラグを全数交換しても、純正ダイレクトイグニッション1本よりも安いので…。