工具箱の話
タイヤの付いた赤い大きな工具箱で有名なSNAP-ON(スナップオン)
頑丈な造りで整備士のあこがれの工具箱です。
そんな工具箱にも種類(グレード)があり、エントリーモデルからさらに質の高いものまでいくつかあります。
工具箱1号
以前、私がディーラーに勤めていた頃はエンジンやブレーキの整備を毎日のようにしていました。ソケットやレンチ類を多用する作業が多く、細かな工具がどんどん増えていきました。増え過ぎた工具を収納するために最初の工具箱は当時の職場の先輩から譲ってもらったのが最初のSnap-On KRA4007というモデル。
エントリーモデルとされるKRAシリーズですが、そこらの工具箱とは造りが違います。値段も一番安いモデルで整備士の初任給くらいします(汗)
いい工具箱を持つといい工具を揃えたくなり、いい工具を使うと細かな部分にも気を遣う仕事をするようになります。しかし整備より鈑金に仕事の比率が変わってくると細かなソケットやレンチ類はあまり使うことが無くなっていき、その代わりハンマーがいくつか増え工具箱の使い勝手に少し違和感を感じていました。
工具箱2号
ハンマー類はスペースも結構取るのでもう少し収納力があってもいいけど、それほど細かい(薄い)引き出しはいらないかも…と思って購入したKRSC326というモデル。
当時、スナップオンの展示会があり(買うつもりはなかったのですが…)一目惚れしてしまった形です。収納力や引き出しの大きさや最上部が蓋になっているところなど今まで見たことなかった工具箱でした。
通常のラインナップには出ていなくて、ネットで検索してみても日本にそんなに入っていないモデル?な気がします。しかもちゃんとアメリカ製です。
最近になって、チラシに出てきました↓
KRSCという型番から工具箱(ツールストレージ)というよりもカートに分類されるようですが、ゴツいカートです(笑)
スナップオンの工具箱1号と2号を並べて…↑
引越しして中身がカラになった工具箱1号は暇なときにレストア(塗りなおし)でもしようと思いました。そして工具を引っ越ししてまもなく工具箱レストア作戦に取りかかり始めたのですが、ちょっと始めたところから先になかなか進まず数年工場の片隅に追いやられることになりました…
↑この画像何年前かわからないくらい昔(笑)
今年やっと暇に(笑)
工場の片隅に数年間追いやられていた工具箱1号のレストアは最近の暇によってあっという間に進んだのでした(笑)