ルノールーテシア、突然のエンスト
急にエンジンが止まってしまった
こちらも、おなじみになってきました(笑)ルノー「ルーテシア2」
今回は路上で急にエンジンが止まってしまい、再始動できない状態(>_<)
積載車でレスキューして入庫になりました。
エンジンがかからない理由
積載車で現場に向かう道中、再始動できない理由をあれやこれや想像するものです。
バッテリー上がり…セルモーター…点火系、燃料系などなど、到着するまでソワソワします。
現場に到着して、積載車に載せる前に簡単に車の状態を確認します。もしかしたらエンジンがかかるかもしれない、と期待して…。
エンジンスタート!
「カツン!」…(それっきり)
バッテリーはかなり新しいし、セルモーターかなー??
でも、走ってて突然エンスト?
セルモーター関係ない?
とりあえず工場搬入です(~_~;)
エンストの原因究明
突然エンジンが止まってしまった…
工場でまずは簡単なところからエンジン始動不可の故障診断をしていきます。
バッテリーの点検、電気配線の接続状態の確認、セルモーターの作動…。
セルを回しても回らない。エンジンが回ってくれない…。
最悪の事態を予感しました。…エンジン内部か!?
焦る気持ちを押さえながら、クランクプーリーを回してみようとしても回らない!
でもよく見てみるとクランクプーリーは回ろうとしている。
ファンベルトの弾力の分ほんの僅か、ぐにゅっと動くような…。
ファンベルト、外してみる!!
テンショナーを緩めてファンベルトを外します。これは意外と簡単な作業(笑)
ついでにファンベルトが劣化していることも発見。
セルが回らない(エンジンが回らない)原因はオルタネーターのロックが原因でした。
プーリーががっちり固着しています。あとあとオーナーさんに聞いてみたところ、やはりガツンとロックしたようにエンストしたようです。ちょっと怖いエンストですが、さすがの路上対応能力です(笑)
早速オルタネーター、ファンベルトを新品部品に交換していきます。
ルーテシア2オルタネーター交換
ルノーは結構整備しづらいだろうなぁ…と思っていたけど、それほどでもなかったです。
ラジエータグリルを外して、バンパーを少しずらして、ヘッドランプを少しずらせば(笑)オルタネーター交換ができます。まぁ、真上に簡単には外させてくれないところがルノー何でしょうか(^_^;)
古いオルタネーターは何かカスがいっぱい…(>_<)
オルタネーターがロックしてよくファンベルトが切れなかったと思いました。というか切れてくれた方が突然のエンストが起こらなくて良かったのに…。安全じゃないです!
オーナーさん曰く、部品を交換して、エンジン音が以前よりとても静かと言っていました。エンジン雑音はオルタネータートラブルの予兆だったようです。
故障の予兆
エンジンから異音が聞こえてきたら、故障の予兆かもしれません。でも毎日何気なく乗っていると、その変化に気が付かなかったりします。
当然路上で車が止まってしまうのは危険ですが、部品は壊れるまで壊れません!そこが厄介なところです。
国産車と輸入車だと壊れ方もちょっと違ったりするので、輸入車の予防整備(部品交換)は気をつけてやれなければと感じます。
今回のオルタネーター交換、「大ケガ」か「かすり傷」かと言ったら、「かすり傷」の部類だと思いますが…(^_^;)