コーティング
コーティングは車をいつまでも綺麗に保つ魔法ではありません!
コーティングをかけた車だって汚れるし傷もつきます。しかしコーティングはどの店でやっても数万円~の施工料金がかかります。だからコーティングの特徴を知って施工してもらう必要があると思います。
新車のコーティング
新車を買う時に’’なんとなく安心’’な感じがするので、コーティングをした方は多いと思います。コーティングは下地が綺麗なら綺麗なほど施工が楽で仕上がりが良いから、新車時は特におススメなのです。
下地に洗車傷のような小キズ、くすみ、水垢などあったらコーティングは施工できるものの、表面は汚いままで仕上がりは良くないものになります。
コーティングは傷のない綺麗な塗装面の上に、ガラスと同じような硬い材質のお化粧をしているので、サラっとツルっとしているのです。仕上がりの決め手は完璧な下地作りにあります。
日産のガラスコーティング「5years coat」
例えば、日産ディーラーでは新車でオススメしているガラスコーティングで、当店でも施工実績のある’’5years coat’’があります。名前の通り5年保証のコーティングです。5年間何もしなくていいわけではなく、1年毎のメンテナンスで艶と撥水が持続するコーティングです。
メンテナンスをせずに5年ほど経つ車を見た時があるのですが、コーティングが傷ついたか、水垢がついたかでとにかく曇っています。多分水垢がほとんどでしょうか…。
ちょっとくすんだ感じになっていますが、結論から言うとコーティング膜はしっかりと残っています。ポリッシャーで磨いてみると、白く硬いコーティング層が削れる感じがわかります。
磨くと新車の艶が出てきます。
コーティングの種類
コーティングは水を弾く撥水系と弾かないダラーっとした親水系とその両方みたいなのといろいろあります。
基本的にはそんなに違いはありません。
ガラス系のコーティング膜はとても強いです。でもそれ自体にはもともと撥水や親水の効果はありません。
ガラス系のコーティング膜の上にまたガラス系の効果膜を乗せてある感じです。その上の膜(特徴)が弱いため、1年毎にメンテナンスしなければならない理由になるのです。
放っておくと表面の効果は無くなり、汚れや傷がつきやすくなってしまいます。
コーティングは日々のメンテナンス無しでは車を綺麗に保つことはできません。
表面の撥水などの効果を長持ちさせる為には屋根下保管が理想です。そして洗車機よりも手洗いで洗った方がやさしいので撥水は長持ちします。
意外に面倒ですね…これだとコーティングの意味があるのか悩んでしまいます(´・_・`)
コーティングの効果
ディーラーなどで新車時にコーティング施工をするメリットの一つとして、コーティングメンテナンスの為にお客さんが最低でも1年に一度は来店してくれることがあります。来店時、コーティングだけではなく点検や整備をやってもらえるチャンスがそれだけ増えるので、コーティング販売は意味があるのです。
当店でも施工しています
ちょっと手間のかかるコーティングですが、当店でもコーティング施工しています。
当店は鈑金塗装専門店ですので、塗装面の状態を知り尽くしていると言っても過言ではありません。コーティング施工は’’下地の傷や水垢を磨きでどこまで取り除けるか’’で仕上がりが左右されます。施工自体はそれほど難しくないのですがこの下処理が一番手間の掛かるところです。
そしてコーティングを施工したお客様でもやはり車庫に入れていてマメに手洗いで洗車しているお客様はずっと綺麗な状態をキープしています。
そこまですれば綺麗なのは当たり前かもしれませんが、コーティングは魔法ではありません。お手入れをしないでボディを綺麗に保てるわけではないことを注意してください。
自分でできる簡単なコーティング
という方は高額なガラスコーティングはちょっともったいないかもしれません。
それでも艶や水弾きを求めるなら、洗車の時に簡単なスプレータイプのポリマーや、ガラス系コーティングおススメです。カーショップにも売っているこういうのです↓