マフラーハンガーの劣化
イタリアのランチアというメーカーの車です。
マフラーを吊しているクッションゴムが劣化してマフラーが落ちてきてしまっています。
ゴムの一部はなんとか繋がっていて着地は免れていますが切れ方によっては一気に逝く可能性もあり、そうなると走行不能となる為とても大事な部品です。
お客さんの話によると1年ほど前にマフラー腐食の為に、他店でマフラーと一緒にマフラーハンガー(このクッションゴム)を取り替えたようです。
国産車の感覚だとこの部品がダメになってマフラーが落ちてしまうとか、ほとんど聞いたことがありません。
切れかけているのは一番後ろだけかと思ったらその前も切れかけていました。↓びろ〜ん
特殊な形だしランチア純正品でありそうだけど、あまりにも素材が貧弱であります。
国産車品だとゴムブッシュといったようなしっかりした固めの素材ですが、こちら切れたものは輪ゴムの様な(言い過ぎ!?)柔らかな素材でした。やはり耐久性に問題がありそうなので変わった形ですが純正品は使いたくないと思いました。
前、中、後ろとゴムで吊されていて、前側とまん中は国産車でもよくあるようなボディーとマフラー側でそれぞれ一本ずつ出ているツノに刺さって吊されているタイプです。これならサイズが合えば汎用品で対応できそうです。
一番後ろのマフラーハンガーはボディー側2本マフラー側2本のツノで支えられていて、逆台形の形のマフラーハンガーでしたがこれもこのように↓↓↓汎用品2個使いで対応できると判断しました。
ちょっと大きい感じがしますがゴムなのである程度の大きさの違いはカバーできます(…多分)
純正部品と比べるととても肉厚でしっかりした作りです。
外した部品の実際の大きさは(L3)=30mm (R)=10~12mm程度なのでできるだけ近いサイズの汎用品を探すといいと思います。正解は無いので、車両に干渉しないことや振動が伝わらないことなど実際に取り付けて確認してみることが大切です。
今回使用したのは山脇産業のクッションゴムという汎用品でした。
AY-010でも良さそうですが、距離が足りなかったらと思いAY-20924を使いました。
逆台形に使うならAY-010だったかな…
切れていないけどヒビが酷かったので前のクッションゴムも交換しました。